【今日のINPUT No.64】エンドレスに集中したいなら3つのことを意識しろ!
【結論】
エンドレスな集中を手にしたかったら、『凛とした脳』、『激しく燃える脳』、『4つの集中力』を意識せよ!
今回は無限に集中する方法について紹介する。脳の仕組みを理解すれば誰でも何歳かでも集中力を高める事ができる。
■紹介書籍
4 Focus 脳が冴えわたる4つの集中
青砥 瑞人
無限に集中するために知っておくべき3つのポイントがあり、それをそれぞれ解説していく。
1.凛とした脳
集中力を長く保つためには心理的安全性が必要である。自身が危険にある状態にあると、前頭前野が鈍るため、この状態が必要なのである。
では心理的安全状態の獲得方法は何か。それは、自律神経を整えることである。
つまり、生活を整え、ストレスを溜めないようにすること。そして、目的(人生の目標や自身の判断基準)を明確にすることが大切なのである。
2.激しく燃える脳
大きな集中力を発揮する時、パワーはあるがスタミナはないイメージ。これは、ドーパミンとノルアドレナリンを味方につけることが重要である。
ドーパミンとはわくわくした時に出る物質で、願望を叶える時に出てくるものである。よって、例として大学をあげるのであれば、オープンキャンパスに行って、願望を先に体験しておくとよりやる気が出てくるのである。
ノルアドレナリンは緊迫感を感じる時に出てくる物質で、原稿の締め切りなどストレスを感じるストレスホルモンの一種である。適度なストレスは必要だが、過剰は危険なので、これは注意をしてほしい。
3.4つの集中力を操ること。
集中力は4つに分類する事ができ、これらを理解して手懐けると良い。
この4つの集中力は集中の方向が自分の内側か外側か、範囲は一つのことなのか多数なのかといった、範囲が狭い広いで4パターンに分ける事ができる。ポイントは4つの集中を目的に応じて使い分けることで、満遍なく使い分けることが重要なのである。ここで、4つの集中力について説明する。
①入門集中(外に狭くの集中)
一般的に集中力でイメージされるものがこれである。
シンプルなことや、ゴールが明確なことをするのに適していて、単純作業や勉強、人の話を深く理解したい時はこの集中力を使うと良い。
②記明集中(内に狭くの集中)
記憶に定着させたいことをしたい時に用いる集中力である。イメージはロダンの考える人である。
これはインプットしたことを使うことや
自己との対話で理解を深めていくことで記憶が深くなるのである。特に自分の過去の体験と紐づくとより記憶に残るようになる。
方法としてはサウナなどスマホを持って入らない環境で行う事がおすすめである。
③俯瞰集中(外に広くの集中)
全体を俯瞰してみて、感覚的に直感的に判断する時に用いられる。
これは自分が知っている分野、成熟度が高い時に使う事ができるため、経験を積んだ分野に積極的を取り込んでいくのがおすすめである。具体例は読書で、読書など学びたいところだけを学ぶなどか、そうである。これは真面目な人ほど使うのが下手でもある。
④自在集中(うちに広くの集中)
アイデア出したい時に用いられ、意識を離れてありのままに思考を巡らせることで発揮される。マインドワンダリングとも言われ、心ここに在らずの状態で思考を巡らし、思考を次から次へと飛ばしていくのである。散歩、シャワー、お皿洗い、運転、うたた寝時などに起こりやすい。
注意点として、アイデアを生み出したい時は、まずは沢山の知識のインプットする事が重要で、その後自在集中するとアイデアが生まれやすい。知識を組み合わせるのがアイデアの仕組みなので、意図的にこういった状況を作り出すと良い。
集中力を持続させるには、脳の構造を理解し、4つの集中力を目的に合わせて使い分ける事が重要である。
自分がどうありたいかを考え続け、自分のぶれない価値観や、やりたいことを探すことから始めてみてはどうだろうか。
努力は夢中には敵わないという言葉があり、人は興味があることしか高いパフォーマンスを発揮できないのである。
だから、やりたいことに素直になり、のめり込むと学びが加速するのである。
自分がやりたいとことに時間と労力を割く事が自分の人生を豊かにする事なのである。
【今日のINPUT元ネタ】
■voicyチャンネル
サムの本解説ラジオ
サム
■放送タイトル
【最新刊】「4つの集中」を行き来すれば無限に集中できる【脳が冴えわたる4つの集中】
■放送日
2021/10/14