【今日のINPUT No.71】ビジネスマンに求められる『聴く力』とは?
【結論】
聴く力には2つある。ビジネスマンに求められるのは傾聴する力でなく、全体の話を咀嚼してシンプルにできる力である。
今回は『聴く力』についての話である。聴く力には2つあると話者は言う。最近よく「傾聴力」という言葉が目立つようになり、
今後ビジネスパーソンにもこの「傾聴力」が大事になるという。単純に聴く力=傾聴力ととらわれがちではあるが、2種類の聴く力がある。
一つは「傾聴力」。
世間で注目されている通り、
一対一で相手の話を聞いて心理的安全性を重視する聞き方である。
相手も目を見て話したり、相手の言葉の端々をリピートしたり、相手の言葉の肯定から入るなど、あなたの話を聞いていると相手に思わせる仕草は色々ある。
あなたのことを理解していますよ。あなたの話に私の観点を入れるとこう思いますよと言った様に話を展開していくのである。
今回特に伝えたいのは二つめの「聴く力」である。これは、会議などで、色々な人の発言をよく聞き取り、それぞれの発言を整理し、議論の根底にある本質的な問題を見極めることである。みんなが言っていることを要約して、分析し、問題を言い当てられる能力がビジネスマンに求められている。
会議で1番輝くのは意見を言う人ではない。会議中に発言しなくても、最後にみんなの意見をまとめ、出てきた問題点と解決策を整理し、落としどころを提言してくれる人である。
話をシンプルにまとめてくれて、それに対するの提言をバシッと言ってくれる。みんながそこだよーと思う確信をまとめてくれる。
これこそが今後求められる聴く力なのである。
まとめると、聴く力は2つあり、相手に聞いていますよと伝えるための力と、全体の意見を自分の中で咀嚼してシンプルにできる力である。
2つ目の力については書籍などでもほとんどない。それは、これは知識でどうにかなるものではなく、経験がものをいうからである。
それは、人によって考え方が異なったり、会議の人間関係やしがらみもある。人によって状況が異なるのである。この力を付けたかったら、積極的に場数を踏むこと。経験を積むしかないのである。
#傾聴力 #まとめる力 #リーダーシップ #ビジネススキル
【今日のINPUT元ネタ】
■voicyチャンネル
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DJ Nobby
■放送タイトル
経済ニュースでやりたい放題ー『聴く力』をつけるためには
■放送日
2021/10/23