in & out (いぬとねこのビジネスネタ日記)

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【今日のINPUT No.114】努力は辛い!と思っていませんか?努力が楽しくなる方法とは?

【まとめ】

「にんじんをぶら下げる」この言葉があるように、〇〇ができたら自分へご褒美をあげる設定をすることで、脳も努力が楽しいものと認識するのである。

 

努力は気合や根性ではない、脳科学的に正しいやり方を行えば、努力は楽しいものに変わる

 

 今回は、脳科学的に楽しく努力できる方法について話をする。脳の仕組みを理解し、脳を騙してやることが努力が楽しくなるコツである。簡単に言えば、「努力をゲーム化する」ことで努力が楽しくなる。ここでは、なぜゲームが楽しいのかや、ゲーム化する方法を紹介する。

 

「なぜゲームが楽しいのか」

 ゲームが楽しい理由はゲームは「報酬」が獲得できるものだからである。そもそも、脳には報酬系という仕組みがあり、何かを達成した時に快楽を得るようになっている。快楽を得るのは、達成した時ドーパミンが出るからである。

 世の中でヒットするゲームには報酬の与え方が優れている。 例えば、「ポケットモンスター」では、敵を倒していくと、キャラクターのレベルが上がり、姿が変化する。これに加え、話を進めていくと集められるモンスターの数も増え、自分の図鑑にキャラクターがづえていくのである。このように努力を数字で確認できる仕組みが多様にある。

 また、ゲームにはラスボスが必ず存在し、その前にいくつか中ボスが設定されている。これも、ステップアップして目標を達成できるように過程を明確に設定されているのである。

 このような仕組みが自分でも作ることができるば、楽しくないこと、辛いことでも、努力が楽しくなるのである。以降はそのやり方を紹介する。

 

①努力をゲーム化する

 達成したい課題(ラスボス)を決め、課題ができたら美味しものが食べれるなど、自分にとってテンションが上がる、ご褒美感が得られる報酬を設定する。

 

②努力を数秘化する

 達成したい課題(ラスボス)を決めたら、ラスボスまでに現れる中ボスや雑魚敵(課題を達成するために避けられないちょっとした課題)を決める。このように倒すべき敵と敵を数字化できるのであれば設定する。達成条件を数字化している、していないでは達成できるかどうかにも関わってくる話である。

 例えば、「ダイエット」では、漠然と痩せたいではなく、〇〇Kgまでダイエットしたい、〇ヶ月後に〇〇Kgと具体的に設定する方が成功する。そして数字を記録するレコーディングダイエットが比較的成功しやすいのは、数字で達成までの距離がわかるからである。

 このように、如何にゲーム性を高められるかは課題設定と数字化が大切である。脳がドーパミンを出す癖がついてくると、何事も達成感できる「勝ち癖」がついてくるのである。

 

③その他の要素

 上で紹介したゲーム化や数字化以外にも3つのことを意識するとより課題達成のアシストとなる。

・上手にご褒美を設定する

 目標達成後の自分のメリットや途中にもご褒美を設定する。 痩せるとモテる、年収上がると生活が豊かになるなど、課題を達成した時の姿を想像したり、中間で旅行に行くなど頑張った自分にご褒美を設定すると努力するモチベーションも上がる。

・ネガティブエネルギーを利用する

 努力はポジティブな感情よりも、ネガティブな感情の方が原動力になる。無理にネガティブな感情を持つことはないが、「見返してやる」などのきっかけがあるのであれば、活用しない手はない。

・周りの人を巻き込む

 一緒に努力できる仲間がいる、周りに目標を宣言するのも有効である。誰かと比べることで、進捗を加速させたり、周りに宣言した後に、達成できなければ恥ずかしいなど、自分への監視をつけることも方法としてはある。

 以上のように、脳の報酬系をうまく利用して努力をゲーム化することができれば、努力は続くし、課題達成も楽しくできるのである。

 

■紹介書籍

あなたの脳のしつけ方

中野 信子著

 

【今日のINPUT元ネタ】

■Voicyチャンネル

サムの本解説ラジオ

サム

■放送タイトル

【8分で解説】努力が楽しくなる3つのコツ【脳科学

■放送日 

2021/12/5

 

#Voicy #サムの本解説ラジオ #努力 #脳科学 #中野信子