in & out (いぬとねこのビジネスネタ日記)

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【今日のINPUT No.95】あなたは正しくPDCAを回せてますか?見るべき数字の落とし穴

【まとめ】

 売上に繋がる全ての因子をあげようと頑張るのは無駄である。「定数」と「変数」を意識して、みるべき数字を見極めることが大事。

 

 今回は「定数」と「変数」についての話である。今回の話は、USJをV時回復させた森岡毅さんの話から考える。森岡さんは数学が好きで、数式は将来役に立たないとみんな思う中、数学こそ論理的思考力が身につく学問だという。日々仕事で、KPIやPDCAどうするのか?と言ったことは直面されていると思う。今回の「定数」と「変数」はこの話に通じるものがあると思ったので題材にしたい。


 売上を上げるには?と聞いて、どんな売り上げにつながる因子が思い浮かぶだろうか。

・来店人数

・購入確率

・客単価

・購入点数

など思い浮かぶだろう。

 このように分解して考えることでどこがボトルネックになっているのかを見極めて対処していくのがPDCAである。また、ライフタイムバリューを見ながら、新規獲得個マーケティングコストがどのくらいかけられるのか、ということもこの活動の中に入る。


 業種業態によって売上に影響する因子は変わるが、普段あなたは全ての項目を上げようと懸命になっていないだろうか。これが今回お話ししたい「定数」と「変数」である。

 つまり、あなたは全ての因子を「変数」として捉えていないか?ということである。PDCAを考える際には、管理する面でもなるべく因子は減らすべきである。


 では、どこが「定数」になるのかである。それは、ある程度運用していくと、どんなに頑張ってもいつもこのくらいの数字というところがあるはずである。そこを変わらないものとして「定数」と置いてしまうのである。例えば、楽天の平均単価は3000円位と変わらない。そうなると、今度は「まとめ買い」をどうさせるかと、攻めるべきポイントがわかってくるのである。


 定数を動かそうと、頑張ってしまうのは無駄な作業である。どんな時でも、相手(他人)を動かすのはものすごく労力がかかるもの。人が集中できる時間もそうではないだろうか。どんなに集中しようとしても、集中できる時間は大して変わらないのである。こんな風に、実は思っていたものと違ったりする。そんな時は「定数」と「変数」について考えてみてもいいのではないか。

 


#ビジネススキル #PDCA #マネジメント

#数学 #森岡毅 #USJ


【今日のINPUT元ネタ】

■voicyチャンネル

ユニコーン転職ラジオ

たいろー(森山大朗)


■放送タイトル

#429 「定数」と「変数」を見極めよう


■放送日 2021/11/16