【今日のINPUT No.78】これから生き抜くための『思考』とは?
【結論】
論理的思考力と対人感性力、どちらもないとビジネスが着地しない
今回の話にあたりもう少し知りたかったら、細谷 功著『入門『地頭力を鍛える』32のキーワードで学ぶ思考法』をお薦めする。
今回の話は、地頭がいい人とそうでない人の差を考える。
まず地頭力について述べる。
地頭力とは、3つの思考力、
・結論から考える『仮説思考力』
・全体から考える『フレームワーク思考力』
・単純に考える『抽象化思考力』
をベースに『論理力』、『直観力』、『知的好奇心』を掛け合わせたものである。
地頭の良さは、知識があることではなく、柔軟な発想で、新しい分野に短期間で対応できることにある。
よく頭がいい人と言われる時は以下のような特性がある。
・物知り(知識力)
・機転が効く(対人感勢力)
・地頭がいい(考える力)
地頭力と知識力は差があり、知識力は過去に起こったことが中心で、正解がある一方で限界がある分野で、専門家が強い。
対して、地頭力は未来思考で、無限の可能性があるため「問い」が重要で、考える力が重要になるため、素人の方が勝る場合がある。
また、地頭と機転の差であるが、地頭は一貫性や論理性を重視するため、「疑う」ことから始まるのに対して、機転は矛盾を許容するところから始まり、共感することが重要になるのである。
一般的な、仕事の流れとしては、考える→計画→実行と川上から川下に流していくが、このどこにいるかでも求められる能力は変わるのである。川上にある「考える」ところでは論理的思考力が大事で、川下の「実行」の部分では柔軟性が重要なのである。実行段階ではいかに実行してもらうかなので、相手の感情に訴える、対人感性力のうまい使い方が必要になるのである。
今回の話をまとめると、地頭力は6つから成り立つ。知的好奇心、論理的思考力、直観力がベースにあり、仮説思考力、フレームワーク思考力、抽象化思考力が乗っかっているイメージである。
地頭力がいいだけでもビジネスは成り立たず、自分のポジションで伸ばすべき思考力もあるのである。思考力も一つではなく、掛け算で持つべきである。
#思考力 #地頭力 #ビジネス #マインド
【今日のINPUT元ネタ】
■voicyチャンネル
聴く東洋経済オンライン
■放送タイトル
「地頭力がいい人」とそうでもない人の決定的な差
■放送日 2021/10/30