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【今日のINPUT No.107】あなたの脳はゴミだらけになっていませんが?脳が冴えるために捨てるべき3つのこと

【まとめ】

「感情」、「過去の自分」、「恐怖」を捨てることで、あなたの脳は冴え渡る。

 

 今回は「頭が冴え、やりたいことに集中する」ために捨てるべき3つのことについて話をする。この話は、「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!(苫米地 英人 著)の内容から紹介する。


 思考が冴えれば、人生が好転する。それは、あなたは仕事や勉強、趣味に没頭できるようになるからである。あなたは頭がモヤモヤしてものごとに集中できない、といったことはないだろうか。こんな時は決まって、「感情」や「他人」、「過去の記憶」に振り回されているものである。このようにあなたを振り回すものが、「頭のゴミ」なのである。

 このように頭がモヤモヤしてやる気が出ない時、あなたはどうしているだろうか。例えばコーヒーを飲んだらやろうなど、やる気スイッチを作ってはいないだろうか。実はこういった方法はその場しのぎの強制的なやる気スイッチであり、やる気が無くなるたびにやらなければいけなくなってしまう。ここでは頭のゴミを捨てる根本的な対処方法をあげていく。


①感情のゴミを捨てる

 感情は脳の大脳辺縁系が司っていて、これは我々が猿の時からあるものである。一方で論理的思考は前頭前野が司っていて、進化の過程ででてきたものである。つまり、感情は「古い脳」により支配されているのである。古い脳とは「火=怖い」といった感情が直結するものである。

 では、この感情に支配されないためにはどうすればいいか。それは目の前の事象の「抽象度を上げる」ことである。抽象度を上げるとは、自分自身、職場の自分、会社の自分、世の中の自分と視座をあげていくことである。このように視点をあげていくことで、自分の機嫌が悪いと周りに影響与えるな、自分よりも大変な人がいるよな、経営者はもっと大変な決断しているよなと、物事の捉え方の視点を変えることで目の前のことから冷静になるのである。ただ、このように視点をあげていくことが今回紹介したいことではない。 

 視座を高く持つためには「ゴール(目標)」を持つことである。ゴールを持てば、ゴールに向かって邪魔なものが目に入らなくなるのである。それでも感情をが邪魔をしてきたら、「感情」を「娯楽」と捉えることである。先の話したように、「火=怖い」といった感情は時代の変化から必要なものでは無くなった。このような感情はむしろ今では「娯楽」になったと捉え楽しんだ方が良い。


②これまでの自分を捨てる

 あの時こうしておけばよかった。過去の自分の行動を思い返すことは脳を鈍らせる。過去を振り返ることには意味がないという考え方をここでは紹介したい。

 世界は過去の記憶や積み重ねでできている。昨日まで重要と思っていたことは今日も変わらず重要である。このように思うことは人間が持つホメオスタシスが引き起こすの基本的な機能によるものである。ホメオスタシスは周りの変化に対しても安定して保つ仕組みである。例えば「体温」はわかりやすいだろう。気温が暑かろうが寒かろうが一定に保たれるのである。このような現状維持を働かせる機能は、人が安定して生きていくためのものではあるが、意識の現状維持は逆に頭のゴミとして働くのである。

 それは、昨日まであなたがいいと思っていたことは、他の人からの刷り込みである場合が多いからである。過去が未来を作るといった考え方は一つの物差しでしかない。

 ここでは、「未来が過去を作っている」という、時間は未来から過去に流れるという考え方を紹介したい。よき未来のために過去の出来事があると考えると、過去の出来事の印象が変わるのである。良い未来から逆算して考える、過去は今のあなたに影響しない。最高の未来のために今があると思えば今が最高になると思えるのではないか。


③恐怖を捨てる

 あなたは「何のために仕事をしていますか?」と問われた時にどんな答えが浮かぶだろうか?楽しいからといった答えから、食べていくためという答えまであると思うが、ここでは「働かなければ食べていけない」という恐怖によって無理くり仕事をしている人にとっての項目である。

 結論から言えば、日本で明日から無一文になったとしても、餓死してしまう可能性はかなり低い、それは失敗しても再出発できるチャンスや生活を保護する制度が日本にはあるからである。失敗したらは終わりは幻想なのである。

 

 書籍にはこれら以外にもさまざまな対処法について書かれているが、過去については未来思考で捉えるというマインドはモヤモヤだけでなく、前向きな思考となるので、取り入れていきたい。

 過去の意味は未来が決める。将来達成した時にはいい過去となる。たとえ今が辛くとも、素晴らしい未来のために必要な過程なのである。そう考えると、失敗を恐れる必要は全くない。

 

 

■紹介書籍

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

苫米地 英人 著


#Voicy #サム #本解説ラジオ


【今日のINPUT元ネタ】

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■放送タイトル

【17分で解説】「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!


■放送日 2021/11/28