【今日のINPUT No.73】あなたは〇〇になっていないか?結果を出した人ほどなりやすい症候群がある。
【結論】
結果を出した人ほどなりやすい『ヒュブリスシンドローム』と言うものがある。これは成功体験から傲慢になり、コミュニケーションを阻害する症候群である。
今回は結果を出した人ほど陥りやすい『ヒュブリスシンドローム』について解説する。これは、「傲慢シンドローム」とも言われ、相手を見下したり、自分が正しいと思い込み人の意見を聞かない。自分は間違っていないと思うので、相手に謝れないなど、態度に現れる。また、自分は特別だと思い、特権意識や、序列に敏感になったりもする。
何でも成功をおさめると、自分の発言力やある種の力を持つようになり、結果、周りを見下すようになってしまうのである。
これは、成功に限らず、「教師と生徒」や、
「上司と部下」などあらかじめ序列がある場合にも注意である。
成功しても不幸になったという人は結構いたりする。ジョンコニールは自身の著書『成功して不幸になる人々』でも、不幸になる大きな原因は「傲慢になってしまうこと」と述べている。思い上がり、奢りや慢心することを心理的用語で「自我肥大」と言うが、著書でも言葉には出ないが、「傲慢シンドローム」の話をしているのである。
ではどのように対処していくのか。
まずは自分が陥らないことに注意する。特に相手との関係性に差があるときは、力に依存せずに対等な位置にいることを心がける。そして、丁寧にコミュニケーションし、双方が納得する答えを出す事を目指すのである。
また、「傲慢シンドローム」の人の周りにはイネーブラーと呼ばれる、傲慢シンドロームの人に媚を売り、助長している人がいる。
自分がイネーブラーにならないようにする事、「傲慢シンドローム」の人と境界線を引く、またこの人は自分の思い通りにならないなと思われることも対策としてある。
#心理学 #ストレス #心理 #成功
【今日のINPUT元ネタ】
■voicyチャンネル
自己実現の心理学 @野口嘉則
野口嘉則(心の専門家・作家)
■放送タイトル
結果を出した人ほど陥りやすい〇〇症候群
■放送日
2021/10/25