【今日のINPUT No.125】 部下の正しい指導の仕方。「怒る」と「叱る」の違い、わかりますか?
【まとめ】
感情的にならないことが前提ではあるが、フォーマットに沿って話し話をすることで、叱り方がわからない人でも、部下を正しい姿へと導く事ができる。
今回は「正しい叱り方」について共有をする。
部下や後輩ができた時、時には「ミス」に対して指摘をする場面があるだろう。
こんな時によく聞くのが、このような不安である。
「どう話をしたらいいのかわからない」
「ハラスメントにならないか」
「後で恨まれるのだろうか」
これらは全て、コミュニケーションのスキルでなんとかなる。
まず、認識してもらいたいのは、「叱る」と「怒る」は違う、ということである。
「怒る」は感情的な話であるが、「叱る」は相手の行動に変えるにはどうしたらいいのか考えることである。
よって、叱りどころは「内面的な事」ではなく、「外面的な事」なことを話すのである。
例えば、部下が何度も得意先への提案資料を持ってくるのことを忘れてしまうとしよう。
この時、
✖︎「社会人としてどうかと思う」
○「事前に確認していないのはダメだと思う」
という言い方の方が次の行動に繋がるのである。
手法としては、DESC法(デスク法)がある。
DESC法とは以下の流れの頭文字である。
Describe:事実の描写する
Explain:意見を伝える、説明する
Specify:提案する
Choose:選択する
このDESC法に従うと、
昨日も資料を忘れてきたね(事実の確認)
2回連続は私はとても残念に思っている(意見を伝える)
3回目はないように対策を考えてみないか?(提案する)
君はどう思う?(選択する)
この時、遠慮ではなく配慮して伝えることを意識しよう。
人を育てることには時間がかかる。
1度叱っても、また繰り返し怒るだろう。
継続してフォローすること前提で「叱る」をしてみてもらいたい。
【今日のINPUT元ネタ】
■Voicyチャンネル
1日5分 スキルUPラジオ
伊庭正康/研修トレーナー・ビジネル書著者
■放送タイトル
「叱るのが苦手」を克服するコツ
■放送日 2021/12/16
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