【今日のINPUT No.157】 いざとなったら残業すればいいと思ったら終わりです。
今回はTIME SMARTから自分の時間を自分でマネジメントする大切さについて共有したい。
まずこのようや考え方を前提に話を進めたい。お金よりも時間が大事である。
生産性向上させることで時間に余裕ができる。
時間的に裕福な状態であれば、健康で幸福な生活を送ることができる。
これが繰り返されると、生産性と創造性がアップしていく。
これがTIME SMARTと説いている。
昨今デジタルツールによってコミュニケーションが取りやすくなったり、どこでも情報にアクセスできるようになるなど、利便性が高まった。
しかし、集中している時にメールなどがきて、集中する時間が分断されてしまうことも増えた。
他者の影響をより受けやすくなったからこそ、オンオフで自分で自分の時間をコントロールすることがますます大事になっている。
しかし、日本ではまだまだ時間に関する課題は多い。
それは、経営者や管理職が、自分の時間を仕事に費やし成果をあげてきたいわば企業戦士だからである。
仕事に時間を費やすことで、育児に参加できない後悔や、給料で優秀な人材を繋ぎ止めることへの難しさも感じ、ライフワークバランスの重要性はわかっていても、なかなかピンとこない。
成功体験に基づく人の価値観は変えられない。これが日本の問題なのである。
ある建設会社で調査をしたところ、長時間働くことや忙しいことは良いことと捉える人が多かったという。
日本にはステータスとしての「多忙」という価値観がまだ残っている。
こんな世の中だからこそ、時間が大切なことに気づくことが大事である。
本当に減らせる時間はないのか。
自分の予定と費やした時間を記載し、仕事の組み立て方や自分の仕事の甘さを認てもらいたい。
経営層の何気ない言葉で仕事は雪だるま式に増えていく。
そして、勤務時間も決まっている中で、工夫して生産性をあげる必要がある。
タスクを細切れにできる業務については、隙間時間を見つけてやっていくのが良い。
地味な作業を積み重ねていくことが自分の時間のオーナーシップをもつことにつながる。
■紹介書籍
TIME SMART-お金と時間の科学
アシュリー・ウィランズ 著
【今日のINPUT元ネタ】
■voicyチャンネル
聴く東洋経済オンライン
■放送タイトル
「いざとなったら残業」の考えが人を無能にする訳
■放送日 2022/1/13
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